
がんのリハビリテーション研修は、がん患者に対するリハビリテーションに精通する医療従事者を育成し、さらにがん患者へのリハビリテーションの普及を図ることで、がん患者の療養生活の質の維持向上の更なる推進を目指しています。また、本研修は「がんのリハビリテーション料」算定のための施設基準のための適切な研修です。
お知らせ
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2022年度 がんのリハビリテーション研修(E-CAREER) 募集要項
申し込み方法 | 第7回の受付中です 以下のボタンより申込みフォームに必要事項をご入力のうえ、お申し込みください 受付期間終了後1週間以内に事務局よりメールにて受講の可否をご連絡いたします |
注意事項
- 下記「研修概要」を必ずお読みになったうえで、ご了承いただける場合のみお申込みください
- ganreha@lpc.or.jp からのメールを必ず受信できるよう受信設定をしてからお申込みください
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研修概要
日程 | 年間予定をご確認ください |
研修内容 | 個別学習(eラーニング)と集合学習(グループワーク)による総合的な研修会です 【個別学習】 11時間の講義と章ごとの確認テストを通じて理解を深めます 視聴期間は視聴開始日(毎月1日か15日/土日祝日は翌日)から2カ月です (株)ネットラーニングのeラーニングシステムを用いて視聴いただきます 【集合学習】 1日5時間(昼食・休憩含め6時間)のグループワークです 本年は当面Zoomを用いたリモート型学習での開催となります 施設ごとにネット環境の整った会場をご準備してお集まりください。全体の進行は Zoomを使って行います。詳細についてはお知らせいたします。 |
申込み時の 注意事項 | ①同施設のチームでお申し込みください ②医師1名以上、看護師1名以上、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の中から 2名以上で、4名から6名までの参加ができます ※歯科医師の参加を希望する場合は事務局までお問合せください ※研修修了後、自施設で伝達講習が可能な方など指導的立場の人が望ましい ③事務局との連絡担当者をお決めください ④受講には全員の氏名とメールアドレスが必要です ⑤個別学習(eラーニング)の申し込み後、受講生およびメールアドレスの変更は できません ⑥個別学習の期間の延長はできません。確実に期間内に修了できる場合に お申し込みください ⑦個別学習を修了していない受講生は、集合学習の受講資格がありません。 ⑧個別学習修了時、②の構成職種条件を満たさないチームは、集合学習に進めません ⑨修了は同じ人による完全受講が条件です ⑩修了証はすべての参加者が全プログラム修了後、連絡担当者にまとめて お送りいたします ⑪オンラインでの研修ですので、受講時のネット環境等を予めご確認の上、 お申込みください eラーニングの推奨環境はこちらでご確認いただけます https://www.netlearning.co.jp/about/index.html |
受講料 | 1施設4名の場合 88,000円(税込) 1施設5名の場合 104,500円(税込) 1施設6名の場合 121,000円(税込) ※お振込み後の返金は行っておりません |
お問い合わせ | 一般財団法人ライフ・プランニング・センター がんのリハビリテーション研修事務局 TEL:03-3265-1907(平日9時~17時) Mail:ganreha@lpc.or.jp |
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2022年度 E-CAREER研修プログラム
個別学習(eラーニング)講義内容
1 | がんリハビリテーションの概要 |
2 | がんのリハビリテーション診療ガイドライン第2版概説 |
3 | 乳がん周術期リハビリテーション |
4 | 頸部郭清術後のリハビリテーション |
5 | 開胸・開腹術における周術期リハビリテーション |
6 | 脳腫瘍周術期のリハビリテーション |
7 | 化学療法・放射線療法に関連する有害事象 |
8 | 造血器腫瘍・造血幹細胞移植のリハビリテーション |
9 | 転移性骨腫瘍に対するリハビリテーション |
10 | ADL・IADL障害に対するリハビリテーション |
11 | がんリハビリテーションにおける看護師の役割 |
12 | がん患者の摂食・嚥下障害、コミュニケーション障害 |
13 | がん患者の摂食・嚥下障害、コミュニケーション障害、口腔ケア |
14 | がん患者の心理的問題 |
15 | がん悪液質に対するリハビリテーション |
16 | 進行したがん患者に対するリハビリテーション |
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※各章のあとに確認テストがあります
受講マニュアル参照ください eラーニング課程受講マニュアル
集合学習(グループワーク)
時刻 | 内容 |
10:00~10:10 | オリエンテーション |
10:10~12:00 (110分) | セッション①がんリハビリテーションの問題点 |
12:00~12:40 | 昼食・休憩 |
12:40~14:10 (90分) | セッション②模擬カンフアレンス |
14:10~14:20 | 休憩 |
14:20~16:00 (100分) | セッション③がんリハビリテーションの問題点の解決 |
16:00~16:10 | クロージング |
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がんリハビリテーション研修 運営委員の紹介 2021年4月
団体名 | 氏名 | 勤務先 |
ライフ・プランニング・センター | 辻 哲也 | 慶應義塾大学医学部 リハビリテーション医学教室 |
ライフ・プランニング・センター | 小林 毅 | 日本医療科学大学保健医療学部 リハビリテーション学科 |
日本リハビリテーション医学会 | 幸田 剣 | 和歌山県立医科大学 リハビリテーション医学講座 |
日本リハビリテーション医学会 | 酒井 良忠 | 神戸大学大学院医学研究科 リハビリテーション機能回復学 |
日本リハビリテーション看護学会 | 熊谷 恒子 | 公益社団法人宮城県看護協会 |
日本リハビリテーション看護学会 | 松浦 眞喜子 | 一般財団法人みちのく愛隣会 東八幡平病院 |
日本がん看護学会 | 阿部 恭子 | 東京医療保健大学 千葉看護学部 |
日本がん看護学会 | 栗原 美穂 | 国立がん研究センター東病院 |
日本理学療法士協会 | 高倉 保幸 | 埼玉医科大学保健医療学部 理学療法学科 |
日本理学療法士協会 | 井上 順一朗 | 神戸大学医学部付属病院国際がん医療・研究センター リハビリテーション部門 |
日本作業療法士協会 | 三沢 幸史 | 医療法人社団幸隆会多摩丘陵病院 リハビリテーション技術部 |
日本作業療法士協会 | 櫻井 卓郎 | 国立がん研究センター中央病院 骨軟部腫瘍・リハビリテーション科 |
日本言語聴覚士協会 | 神田 亨 | 静岡県立静岡がんセンター リハビリテーション科 |
日本言語聴覚士協会 | 杉森 紀与 | 東京医科大学病院 リハビリテーションセンター |
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がんのリハビリテーション研修E-CAREERについて
がん対策のより一層の推進を図るため、国の施策として2006年に「がん対策基本法」が成立し、2007年に「第1期がん対策推進基本計画」が策定され、がん対策の取り組みが本格的にスタートしました。
2017年度には「第3期がん対策推進基本計画」が策定され、「がん患者を含めた国民が、がんを知り、がんの克服を目指す」をスローガンとして掲げながら、①科学的根拠に基づくがん予防とがん検診の充実 ②患者本位のがん医療の実現 ③尊厳を持って安心して暮らせる社会の構築の3つの具体的目標が決められ、現在まで施策が進められています。本計画では分野別施策“がん医療の充実”の課題のひとつとして“がんのリハビリテーション”が挙げられています。その取り組みの一環として、当初よりこの分野に関わる人材育成のために開催されてきた「がんのリハビリテーション研修CAREER」の研修内容の見直しを、有識者や患者団体の方々とともに検討して参りました(平成30年~令和1年:厚生労働省科学研究費補助金 がん対策推進総合事業 がんリハビリテーションの均てん化に資する効果的な研修プログラムの策定のための研究)。
その成果として、2021 年度から、e ラーニングを取り入れた新しい研修形式として、 「がんのリハビリテーション研修 E – CAREER 」 を開催しております。 「がんのリハビリテーション研修 E – CAREER 」 をご活用いただくことで、がん医療に携わる多職種の医療従事者が、がん患者に対するリハビリテーション診療に必要な知識や技能を習得し、本研修委員会の活動が、がん医療の質の向上に貢献し、がん患者の QOL 向上の一助となれば幸いです。
がんのリハビリテーション研修運営委員会
E – CAREER (Cancer Rehabilitation Educational program for Rehabilitation teams)
「個別学習」は、自宅や職場でeラーニングの各単元の講義内容を視聴することで、がんの疾患や病期に特徴的なリハビリテーションの内容や多職種チーム医療の実際について理解を深めていただきます。eラーニングのコンテンツは毎年見直して改訂していく予定です。一方、「集合学習」は、対面(もしくはオンライン注)でのグループワーク形式で行われ、問題点の抽出やその解決方法の検討に加えて、模擬リハビリテーションカンファレンスを通してディスカッションを行うことでチーム医療としてのがんリハビリテーションの理解を深め、臨床場面での実践につなげることを目指します。
注)対面によるグループワークを原則とするが、2022年度においてはCOVID-19感染予防対策としてオンラインによるリモート研修を許容する。