がんのリハビリテーション研修 CAREER

がんのリハビリテーション研修は、がん患者に対するリハビリテーションに精通する医療従事者を育成し、さらにがん患者へのリハビリテーションの普及を図ることで、がん患者の療養生活の質の維持向上の更なる推進を目指しています。

本研修は「がん患者リハビリテーション料に関する施設基準」の適切な研修に該当します。
施設基準については、「よくあるご質問」の「研修内容について」をご参照ください。

お知らせ

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2024年度 がんのリハビリテーション研修(E-CAREER) 募集要項

申し込み方法各回以下のボタンよりお申し込みください。
■第7回(会場型開催)★開催確定しました。第5,6回は満席でしたのでこちらの回もぜひご検討ください。
・集合学習は全員が会場に集合して実施します(有楽町駅周辺の会場を予定)
4月11日より先着順で順次受付いたしますので、お早めにお申し込みください。
 受付後3営業日以内に事務局よりメールにてお手続きのご案内をいたします。
・定員に達した場合は、その時点で締め切りとなりますので、ご了承ください。

注意事項

  • 下記「研修概要」を必ずお読みになったうえで、ご了承いただける場合のみお申し込みください
  • ganreha@lpc.or.jp からのメールを必ず受信できるよう受信設定をしてからお申し込みください

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研修概要

日程年間予定をご確認ください
研修内容個別学習(eラーニング)と集合学習(グループワーク)による総合的な研修会です。
【個別学習】
 約10時間の講義と章ごとの確認テストを通じて理解を深めます。
 視聴期間は視聴開始日(毎月1日か15日/土日祝日は翌日)から2カ月です。
 (株)ネットラーニングのeラーニングシステムを用いて視聴いただきます。
【集合学習】
 1日5時間(昼食・休憩含め6時間)のグループワークです。
 リモート型または会場型で開催いたします。開催回によって異なりますので
 年間予定をご確認ください。
 〇リモート型
  施設ごとに1か所に集まりグループワークを行い、全体の進行はZoomを用いて
  リモートで行います。ネット環境の整った会場を準備してお集まりください。
 〇会場型
  多施設の受講者がひとつの会場に集合して行います。
  場所は東京都区内の会場です。
申込み時の
注意事項
①同施設のチームでお申し込みください
②医師1名以上、病棟においてがん患者のケアに当たる看護師1名以上、
 リハビリテーションを担当する理学療法士・作業療法士・言語聴覚士から2名以上で、
 4名から6名までの参加ができます。
 ※歯科医師の参加を希望する場合は事務局までお問合せください。
 ※研修修了後、自施設で伝達講習が可能な方など指導的立場の人が望ましい。
③事務局との連絡担当者をお決めください。
④受講には全員の氏名とメールアドレスが必要です。
個別学習(eラーニング)の申し込み後、受講者およびメールアドレスの変更は
 できません。

個別学習の期間の延長はできません。確実に期間内に修了できる場合に
 お申し込みください。

個別学習を修了していない受講者は、集合学習の受講資格がありません。
⑧個別学習修了時、②の構成職種条件を満たさないチームは、集合学習に進めません。
⑨修了は同じ人による完全受講が条件です。
⑩修了証はすべての参加者が全プログラム修了後、連絡担当者にまとめて
 お送りいたします。
⑪オンラインでの研修ですので、受講時のネット環境等を予めご確認の上、
 お申込みください。
 eラーニングの推奨環境はこちらでご確認いただけます。
 https://www.netlearning.co.jp/about/index.html
受講料1施設4名の場合    88,000円(税込)
1施設5名の場合   104,500円(税込)
1施設6名の場合   121,000円(税込)
※お振込み後の返金は行っておりません
お問い合わせ一般財団法人ライフ・プランニング・センター
 がんのリハビリテーション研修事務局
 TEL:03-3265-1907(平日9時~17時)
 Mail:ganreha◆lpc.or.jp   ◆は@に置き換えてください。
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2024年度 E-CAREER研修プログラム

個別学習(eラーニング)講義内容

1がんのリハビリテーション診療の概要
2乳がん周術期リハビリテーション診療
3頸部郭清術後のリハビリテーション診療
4開胸・開腹術における周術期リハビリテーション診療
5婦人科がん・前立腺がん周術期リハビリテーション診療
6脳腫瘍周術期のリハビリテーション診療
7化学療法・放射線療法に関連する有害事象とリハビリテーション診療
8造血器腫瘍・造血幹細胞移植のリハビリテーション診療
9転移性骨腫瘍に対するリハビリテーション診療
10ADL・IADL障害に対するリハビリテーション診療
11がんのリハビリテーション診療における看護師の役割
12がん患者の摂食嚥下障害、コミュニケーション障害
13がん患者への口腔ケア
14がん患者における精神・心理的な問題
15がん悪液質に対するリハビリテーション診療
16緩和ケアを主体とする時期のリハビリテーション診療
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※各章のあとに確認テストがあります。

受講マニュアル参照ください eラーニング課程受講マニュアル

集合学習(グループワーク)

【リモート型】

時刻内容
10:00~10:10オープニング
10:10~12:00
   (110分)
[セッション①] 「 がんのリハビリテーション」の問題点
12:00~12:40昼食・休憩
12:40~14:10
 (90分)
[セッション②] 模擬カンフアレンス
14:10~14:20休憩
14:20~16:00
 (100分)
[セッション③] 「がんのリハビリテーション」の問題点の解決
16:00~16:10クロージング

【会場型】

時刻内容教室
9:50~10:00オープニング全体講義室
10:00~12:00
   (110分・教室移動10分)
[セッション①] 「 がんのリハビリテーション」の問題点全体講義室
各教室
12:00~12:40昼食・休憩
12:40~14:10
 (90分)
[セッション②] 模擬カンフアレンス各教室
14:10~14:20休憩
14:20~16:00
 (100分)
[セッション③] 「がんのリハビリテーション」の問題点の解決各教室
16:00~16:10移動
16:10~16:20クロージング全体講義室
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がんリハビリテーション研修 運営委員の紹介 2024年4月現在

団体名氏名勤務先
ライフ・プランニング・センター辻 哲也慶應義塾大学 医学部 リハビリテーション医学教室
ライフ・プランニング・センター宮越 浩一亀田総合病院 リハビリテーション科
日本リハビリテーション医学会幸田 剣和歌山県立医科大学 リハビリテーション医学講座
日本リハビリテーション医学会酒井 良忠神戸大学大学院 医学研究科
リハビリテーション機能回復学
日本リハビリテーション看護学会粟生田 友子埼玉医科大学 保健医療学部 看護学科 成人看護学
日本リハビリテーション看護学会三次 真理 上智大学 総合人間科学部 看護学科
日本がん看護学会阿部 恭子東京医療保健大学 千葉看護学部
日本がん看護学会栗原 美穂国立がん研究センター東病院 看護部
日本理学療法士協会高倉 保幸埼玉医科大学 保健医療学部 理学療法学科
日本理学療法士協会井上 順一朗神戸大学医学部付属病院 国際がん医療・研究センター
リハビリテーション部門
日本作業療法士協会島﨑 寛将大阪府済生会富田林病院 リハビリテーション科
日本作業療法士協会櫻井 卓郎国立がん研究センター中央病院
骨軟部腫瘍・リハビリテーション科
日本言語聴覚士協会小島 一宏慶應義塾大学病院 リハビリテーション科
日本言語聴覚士協会杉森 紀与東京医科大学病院 リハビリテーションセンター
日本緩和医療学会立松 典篤名古屋大学大学院医学系研究科総合保健学専攻
予防・リハビリテーション科学 創生理学療法学講座
日本緩和医療学会西山 菜々子大阪公立大学 大学院 リハビリテーション学研究科
日本がんサポーティブケア学会小林 毅日本医療科学大学 保健医療学部 リハビリテーション学科
日本がんサポーティブケア学会田沼 明順天堂大学 医学部附属静岡病院 リハビリテーション科
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がんのリハビリテーション研修E-CAREERについて

がん対策のより一層の推進を図るため、国の施策として2006年に「がん対策基本法」が成立し、2007年に「第1期がん対策推進基本計画」が策定され、がん対策の取り組みが本格的にスタートしました。

2017年度には「第3期がん対策推進基本計画」が策定され、「がん患者を含めた国民が、がんを知り、がんの克服を目指す」をスローガンとして掲げながら、①科学的根拠に基づくがん予防とがん検診の充実 ②患者本位のがん医療の実現 ③尊厳を持って安心して暮らせる社会の構築の3つの具体的目標が決められ、現在まで施策が進められています。本計画では分野別施策“がん医療の充実”の課題のひとつとして“がんのリハビリテーション”が挙げられています。その取り組みの一環として、当初よりこの分野に関わる人材育成のために開催されてきた「がんのリハビリテーション研修CAREER」の研修内容の見直しを、有識者や患者団体の方々とともに検討して参りました(平成30年~令和1年:厚生労働省科学研究費補助金 がん対策推進総合事業 がんリハビリテーションの均てん化に資する効果的な研修プログラムの策定のための研究)。

その成果として、2021 年度から、e ラーニングを取り入れた新しい研修形式として、 「がんのリハビリテーション研修 E – CAREER 」 を開催しております。 「がんのリハビリテーション研修 E – CAREER 」 をご活用いただくことで、がん医療に携わる多職種の医療従事者が、がん患者に対するリハビリテーション診療に必要な知識や技能を習得し、本研修委員会の活動が、がん医療の質の向上に貢献し、がん患者の QOL 向上の一助となれば幸いです。

がんのリハビリテーション研修運営委員会

E – CAREER (Cancer Rehabilitation Educational program for Rehabilitation teams)  
「個別学習」は、自宅や職場でeラーニングの各単元の講義内容を視聴することで、がんの疾患や病期に特徴的なリハビリテーションの内容や多職種チーム医療の実際について理解を深めていただきます。eラーニングのコンテンツは毎年見直して改訂していく予定です。一方、「集合学習」は、対面(もしくはオンライン注)でのグループワーク形式で行われ、問題点の抽出やその解決方法の検討に加えて、模擬リハビリテーションカンファレンスを通してディスカッションを行うことでチーム医療としてのがんリハビリテーションの理解を深め、臨床場面での実践につなげることを目指します。

注)会場型のグループワークを原則とするが、2024年度は会場型またはリモート型を選択できる。
   会場型 :多施設の受講者がひとつの会場に集合して実施
  
 リモート型:施設毎に1か所に集まってグループワークを行い、全体の進行はZoomを用いてリモートで実施